旭川市で取り扱うジュエリーの種類が多い宝石店3選

ジュエリーとは貴金属や天然宝石を加工したもの

同じ装飾品でも、種類によって特徴が異なります。ジュエリーは、貴金属や天然宝石を加工して作られたもので、主材料となる金・銀・プラチナに、パラジウムやオスミウム、ロジウムなどの貴金属を混ぜて使われることがほとんどです。

また、金属の種類を表すために、記号や刻印もなされています。

ジュエリーとは

冒頭でも述べたように、ジュエリーとは金・銀・プラチナムを主材料とした装飾品です。強度を高めるためにパラジウム・ロジウム・オスミウムなども混ぜて使われますが、ただ貴金属が含まれているだけではジュエリーにはなりません。

貴金属は、日本工業規格（JIS）によって金37.5％・プラチナム85％以上と決まっており、基準を下回るものはジュエリーではなくほかの装飾品として扱われます。

アクセサリーとの違い

ジュエリーとアクセサリーは同じ装飾品ですが、定義はまったく異なります。ジュエリーは、ご存知のとおり、JISの基準に沿った貴金属や天然宝石を加工して作られた装身具です。

一方でアクセサリーは装身具全般を指すため、ネックレスやブレスレット、さらには腕時計も含まれます。「素材に制限がない」「おしゃれを目的としたもの」というとわかりやすいかもしれません。ガラスや合金、ビーズなど、さまざまな素材が使えます。

金属の種類を表す刻印

ジュエリーは、刻印されている記号や文字で金属の種類を表します。

金は「K（カラット）」です。最高級の金をK24と表示し、数字が低くなるにつれて純度が下がっていきます。たとえばK18なら、金75％・ほかの金属25％です。日本ではK18が主流になっていますが、ほかの金属が混ざることで加工しやすくなるからです。

また同じ金でも、ホワイトゴールドは「WG」、ピンクゴールドは「PG」が数字の後ろに表記されます。純度が低くても、色のついた金属を混ぜることでバリエーションが広がるのはメリットでしょう。

銀は「SILVER」「STERLING」「SV」です。金のようにカラットの刻印はなく、一般的に1,000分率で表記されます。2012年から純銀の表記がSV1000からSV999に変更されていますが、ジュエリーとして認められているのはSV800以上になるので注意してください。

プラチナは「Pt」「PT」「PLAT」です。表記は銀と同じ1,000分率になり、ほぼ100％のプラチナをPt999、90％プラチナ＋10％（ほかの金属）をPt900と表し、純度100％のプラチナは作ることができません。

また、国際基準ではPt950未満のプラチナはジュエリーとして認められておらず、純度が高いものは繊細なため、かならずしもジュエリーに向いているわけではないようです。

ジュエリーにはどんな種類がある？

ひと口にジュエリーといっても、使用される宝石によって特徴はさまざまです。ここでは、ジュエリーと相性がよいものやよく使われている宝石を紹介します。

ダイヤモンド

ダイヤモンドは、宝石のなかでも非常に人気があります。「約99.95％の炭素でできている」というと驚くかもしれませんが、一般的に想像する炭素とは異なり、地下100kmという深さで高温と高圧が加えられ生成するため、強く頑丈であるのが特徴です。

重量・カット・色・透明度の4つの要素で評価され、無色透明のものもあれば不純物が混ざって色がついたものも存在します。結婚指輪や婚約指輪に使われることも多いでしょう。

サファイア

サファイアは、酸化アルミニウムの結晶からできた鉱物です。ダイヤモンドの次に硬く、別名「青玉」「天空の宝石」と呼ばれているほど、深く透きとおった青色が印象的です。含有物によって異なる青色をしていますが、鉄やチタンなどが関係しています。

また、色以外ルビーとほとんど変わりません。

エメラルド

美しいグリーンが特徴的なエメラルドは、ベリルと呼ばれる鉱物からできており、クロムやバナジウムによって発色しています。

天然のエメラルドほど傷のような内包物（結晶が生成されたときに生じるもの）がありますが、ジュエリーとして使用する場合は樹脂やオイルなどで処理するため、一般的に売られているものに内包物はありません。

ルビー

基本的な特徴はサファイアと同じです。酸化アルミニウムからできており、硬く美しい赤色は指輪やネックレスでも多く用いられています。

「紅玉」とも呼ばれていますが、サイズが大きいものほど希少性が高く、さらに「ピジョンブラッド」と呼ばれるルビーは基準を満たしていなければ認められません。

翡翠

複数の鉱物が集まってできた宝石が翡翠（ヒスイ）です。沈み込み帯でできているため、日本ならではの宝石として知られており、含有される鉱物によって変色します。しかし、一般的には深い緑色をしているものがほとんどです。

親油性が高いことから肌との相性もよく、身につけるほど肌の油分と馴染んで艶が出るといわれています。

一方で乾燥に弱いため、正しい方法で保管しないと透明度が減ってしまうのがデメリットです。場合によっては割れや欠けの原因になるので、扱いには十分注意しなければいけません。

真珠

真珠は、養殖と天然に分類され、前者は珠状の核と外套膜組織を挿入することで生成され、後者は貝の内側に異物と外套膜が混入することで生成されます。また有機物はやわらかく繊細なため、管理方法に注意しなければいけません。

ちなみに、日本産の真珠は「あこや真珠」が多く、世界的には「白蝶真珠」「黒蝶真珠」などさまざまな種類が存在します。

アレキサンドライト

アレキサンドライトは、クリソベリルに属し「金緑石（きんりょくせき）」とも呼ばれています。クリソベリルはベリリウムとアルミニウムで組成されており、硬く扱いやすいため、装身具全般と相性がよいでしょう。

光の加減によって色味が変化するため、自然光では青紫に、人工光ではワインレッドに輝くのが特徴です。「昼のエメラルと」「夜のルビー」とも呼ばれています。